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2021年7月10日 出題者:ハンカク タイトル:「ボーナス問題」 【問題】 カメオは、問題にあらかじめ答えが提示されていたと知り衝撃を受けた。 一体、何があった? 【解説】 + ... カメオは『オールスター感謝祭』の"ボーナスクイズ"などで知られる 「次の4つを○○順に並べて」という出題がされる並び替えクイズに挑戦していた。 カメオはその問題の答えが分からず適当に「ⒷⒸⒶⒹ」と答えたが、 正解は「ⒶⒷⒸⒹ」だったので「まんまかよ!」とツッコミを入れたのだった。 配信日に戻る 前の問題 次の問題
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問題 答 補足 1879年、現存している日本最古の心霊写真を撮影した人物は 三田弥一である ○ 三田光一である × 1921年にA・ワトキンスが提唱した、複数の古代遺跡が直線で結ばれるという概念は レイラインである ○ ゼロラインである × 1960年代にアメリカのウエストバージニア州で目撃された未確認生物は 「モスマン」である ○ 「モリマン」である × 1970年代に日本で超能力ブームを巻き起こしたユリ・ゲラーの出身国は イスラエルである ○ ハンガリーである × 1973年にネッシーの捜索隊を率いてネス湖を調査した政治家は 石原慎太郎である ○ 鳩山由紀夫である × 1976年の映画『オーメン』で悪魔の子・ダミアンの頭にある3桁の数字は 666である ○ 777である × 1990年の映画『ゴースト/ニューヨークの幻』で幽霊となって現われるのは主人公の 恋人である ○ 父である × 「1958年から1998年までの間に日本の大部分が沈没する」という予言をした人物は エドガー・ケーシーである ○ ジーン・ディクソンである × 「近代宇宙旅行協会」を設立した、日本のUFO研究の先駆者は 高梨純一である ○ 矢追純一である × 「白魔術」と「黒魔術」悪霊の助けを借りて行うのは 「黒魔術」である ○ 「白魔術」である × 「ライカントロピー」とは人間が オオカミになる現象である ○ ヘビになる現象である × UFOに関する噂が絶えない「エリア51」はアメリカの 空軍が管理している ○ 陸軍が管理している × UFOが題材の小説『美しい星』を書いたのは 三島由紀夫である ○ 江戸川乱歩である × UFOに搭乗してきたエイリアンを目撃するのは 第三種接近遭遇である ○ 第二種接近遭遇である × UFOやオカルトの番組でおなじみの「ニラサワさん」のフルネームは 韮澤潤一郎である ○ 韮澤新太郎である × UFOコンタクティとして有名なジョージ・アダムスキーが生まれた国は ポーランドである ○ ハンガリーである × UFOを巡るヒル夫妻事件で宇宙人の星と推察されたのは レティクル座の星である ○ はちぶんぎ座の星である × アメリカのTVドラマ『X-FILE』で主人公のモルダーは FBIの捜査官である ○ CIAの捜査官である × 宇宙人による誘拐事件のことを英語で 「アブダクション」という ○ 「ポゼッション」という × エスパーの清田益章が監修した超能力開発ファミコンゲーム『マインドシーカー』を発売したのは、 ナムコである ○ コナミである × オーパーツとしても知られる「コスタリカの石球」が発見されたのは ディキス川のデルタ地帯である ○ パラクシー川のデルタ地帯である × オカルト好き御用達の雑誌『ムー』を発行しているのは 学研パブリッシングである ○ 世界文化社である × オカルト批判で知られる早稲田大学の名誉教授「大槻教授」の名前は 義彦である ○ 文彦である × 海中のダイビングスポットは人工的な海底遺跡ともいわれる与那国島は 沖縄県にある ○ 北海道にある × 疑似科学の批判書では古典的な存在である『奇妙な論理』の著者は マーディン・ガードナーである ○ アラン・ソーカルである × 天使と悪魔に関する詳細な記述で有名な、現在は偽典とされる旧約聖書の内容は 『エノク書』である ○ 『イザヤ書』である × 伝説の大陸・アトランティスがあったといわれるのは 大西洋である ○ 太平洋である × 南米で発見されたオーパーツ「カブレラストーン」の別名は 「イカの石」である ○ 「タコの石」である × バイキング1号撮影の有名な「人面岩」があるのは 火星である ○ 月である × ベロッソスの『バビロニア誌』で人類に文明を授けたとされる半身が魚の姿の存在は オアンネスである ○ インスマスである × ムー大陸の存在を主張した本『失われたムー大陸』の著者は ジェームズ・チャーチウォードである ○ フィリップ・スクレーターである × 「オカルト」の語源は「隠されたもの」という意味である ○ 鳥取県境港市にある「水木しげるロード」には「口裂け女」の像もある ○ 船が動けなくなる魔の海域サルガッソー海の名の由来は「サルガッスム」という海藻である ○ 「バイロケーション」とは念じただけで自然発火を起こす超能力のことである × イースター島の巨石像モアイはモアーイ族が造った × かつてUFOを呼ぶときに唱えられた「ベントラ」とは「便宜上トライする」の略である × 国際空飛ぶ円盤記念日はアメリカのインディペンデンス・デーである7月4日である × スピルバーグ監督の映画『未知との遭遇』の劇中に宇宙人の姿は全く登場しない × 世界中で進められている「SETI」とはUFOの開発計画である × 超能力者ユリ・ゲラーの「ユリ」という名前の命名者は日本人である × ツタンカーメンの墓を見出したハワード・カーターは発掘の翌年に謎の死を遂げた × 謎の生物「ドーバーデーモン」の目撃例があるのは英・仏間のドーバー海峡である × ノストラダムスの予言詩がフランス以外で最初に翻訳されたのは日本だった × 未確認生物「UMA」の中でも、完全に目撃者の偽証とわかっているものを「USO」という ×
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――よくある問題① 注意してあげました さん1 掲示板で書き込む以上、ルールやマナーを守るのは当然! お前は守れてないから、駄目だろ! 上の言い分は、もっともなんですよね。 確かに、そうなんです。そうなんですが、それが駄目な場合もあります。 例えば、複数の名前を使っている人がいるとして、その人に「複数の名前を使うのはルール違反なのでやめてください」といったとします。 さて、上の文は一見良い注意に見えますが、実際はそうではありません。 なぜなら、何故複数の名前を使うのがルール違反なのかを書いていないからです。 たいていの場合、ルール違反する人も、これが正しい、と思ってやっています。 なのにいきなり、ルール違反だ、と言われても、何故なのか、と考えます。 自分で何故なのかを調べる……という人なら良いのですが、残念ながらそういう人ばかりではありません。 特に初心者の方などは、「なんでそんな風にいうんですか! いいじゃないですか!」と言ってくる人もいます。 なのでそういうときには、「名前を一つにしないと誰か分からない」「得点を高くしようと別人に成りすまそうとしていると思われますよ」と、何故駄目なのかを説明しましょう。 それで初めて、相手は納得してルールを守ることが出来るのです。 ――よくある問題② 注意してあげました さん2 次にあるのが、便乗注意です。 以前の掲示板の話になるのですが、こんなことがありました。 そこには「職人ランキング」という、小説などの点数を決めるランキングがあったのですが、そこである人が不正を働いて、難点に投票しても100点になるようにしていたのです。 無論、これは良いことではありません。 なので、管理人に報告するのはまったく問題がありません。 が、しかし、以前の掲示板では、これでは収まりませんでした。 管理人は、ランキングの点数の大幅な減点を罰として科せました。 本来なら、これで終わるはずだったのですが、あろうことか、他の利用者が違反した人を責め立てました。それも10人ぐらいが。 確かに、悪いことをしましたが、これでは注意ではなく、ただの自己満足の部類です。 もはや、そんなことを言っても何も変わらないのですが、口々に言ってしまったんですね。 こういうことは、よくあります。 たとえば、誰かが注意をして、さらに他の人が同じように注意をする。 注意された側は、一回聞けば分かります。 注意したのに聞かなかった、という場合などではもう一度言って良いと思うんですが、あまり何度も同じことを注意するのは好ましくありません。 かえって他の問題を巻き起こすだけです。 ――よくある問題③ 荒らしなんて関係ねぇ さん 荒らしが出た場合の定石は無視、スルーです。 ですが、時々荒らしなんてものともせず感想を書いたり作品を投稿されたりする猛者がいるんですよね……。 悪いこととは言いませんが、やめといた方が良いと思います。 そういう場合、大抵荒らしに目をつけられます。 それで、荒らしに成りすまされたりします。 何より、荒らしが面白がります。 問題早期解決のためにも、荒らしが出たら何に関しても無関心がよいかと思います。 ――よくある問題④ ネットの画像は俺のもの さん えー、プロフィール帳に画像を貼ることが出来たり、My作品集も、画像を貼れる様になるときいています。 が、ここで注意してもらいたいのが、勝手に画像を取ってきたら駄目だということです。 画像や音楽には「著作権」というものがあり、その人の思想によって創造されたものを第三者が勝手にその人の許可なく使用するのは駄目だ、というものです。 これは法律でも定められています。 が、これを知らずに、勝手にはっつけている人も、少なくないことかと存じます。 自分で撮ってきたものや、勝手に使用して良いですよ、と書いてあるのならいいのですが(但し肖像権の問題もあり、詳しくは下)、そう書いてないものは基本的に駄目です。 ゲームの公式サイトとかのギャラリーのところとかは、よく勝手な使用を禁じます、って書いてると思います。 このように、画像を勝手に使ってはいけないことを理解しましょう。 その提供者に許可を得るか、諦めてください。 そんなことでつかまらねーよ、と思う人もいるかと思います。 僕も思います、捕まらないと思いますよ。 大きな企業が一個人に付き合ってる暇も、仮に一般人の写真にしても、裁判までして訴えるなんてないでしょうからね。 でも、分かりません。 訴えられるかもしれません。慰謝料払わないといけないかもしれません。 何より、あなたの人間性が露になって、付き合ってくれる人間は、少なくなるでしょう。 なので、出来る限り、写真は自分で用意するようにした方が良いです。 また、自分で撮った写真でも、「肖像権」というものがあります。 これは、人を写した写真について、その写された人の権利のことです。 写真を撮るのは良いけど、勝手にネットにのっけるな、ていうときのための権利です。 人が映っている写真の場合、その人に許可を得るのが筋です。 このように、「著作権」と「肖像権」があることを理解し、守ってください。 {これはマナーでもありますが、法律です。 これを破ることは触法行為です。}
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それは、いつもの放課後のことだった。 俺はいつものようにドアのノックして部室に入り、朝比奈さんのお茶をいただいて、古泉と将棋をさす。 長門は、いつものように分厚い書物を黙々と読んでいる。 やがてハルヒがやってきて、ネットサーフィンを始めた。 それはいつもの団活の風景であり、なんらの異変もないように思われた。 しかし、このとき既に異変は起こっていたのだ。 俺が、その異変に気づいたのは、長門が本を閉じる音を合図に団活が終わったときだった。 「キョン、今日は私と一緒に帰りなさい」 「なんでだ?」 「私たち付き合ってるんだから、そろそろそういうことがあってもいいじゃない」 俺は唖然とした。 それは他の三人も同じだったようで、朝比奈さんは口に手を当て固まり、古泉は0円スマイルを引きつらせ、長門ですら表情が1ナノメートルほど変化したように見えた。 ちょっと待て、ハルヒ。 俺には、おまえと付き合った又は現在進行形で付き合っているという記憶はひとつもないぞ。 その言葉が出かかったがなんとか飲み込む。 俺も、トンデモ事態の発生にはすっかり慣れてしまったようだな。 この事態に、いち早く対応したのは古泉だった。 「そうですね。恋人同士の語らいに他人は邪魔でしょう。僕たちは先に失礼させていただきます」 古泉が、いまだにびっくり顔の朝比奈さんといつもの無表情に戻った長門をエスコートして去っていく。 こちらをちらりと見た古泉の顔からは、「今は、涼宮さんに合わせておいてください」という暗号が復号化された。 ついで、長門の目から「あとで連絡する」という暗号が復号化される。 長門はともかく、古泉の表情まで読めるようになった自分が忌々しい。 その後のハルヒとの帰り道については、語りたくない。 ハルヒの話に合わせるのが大変だった。それだけは、確かだ。 そんな俺にハルヒは違和感を感じたようで、別れ際の寂しそうな顔が脳裏にこびりついて離れない。 家に帰り着き自分の部屋に入った瞬間に、まるで見ていたかのようなタイミングで携帯電話が鳴った。 「私の部屋に来て。朝比奈みくると古泉一樹は既に到着している」 「分かった。すぐに行く」 自転車をこいで長門のマンションに急行し、長門の部屋に向かう。 ここに来るのも何回目だろうか。 「長門。ハルヒが世界改変でもやらかしたのか?」 「違う。世界構成情報に改変は観測されていない」 長門は、朝比奈さんの方を見た。 「私も上司に問い合わせてみましたけど、STCデータ……ええっと、そのう……時間平面を構成するデータには、改変は見られないそうです」 「なら、ハルヒのあれはいったいなんなんだ?」 「涼宮ハルヒは、世界構成情報に対する自己の『解釈』を改変しただけ」 「頭の悪い俺にも分かるように説明してくれ」 「それは、つまり、こういうことでしょう」 古泉が解説を引き継いだ。 一応、聞いてやる。 「あなたは、涼宮さんとの関係を、団長と団員、あるいは友人というふうに『解釈』している。涼宮さんもそうだったと思われます。しかし、涼宮さんは自己のその『解釈』に対して改変を行なったわけです」 さっぱり理解できん。 「問題は、涼宮さんが『解釈』を改変するに至ったきっかけですね。長門さんは、把握してますか?」 「原因は、涼宮ハルヒと同じクラスに属している女子生徒との会話。涼宮ハルヒは、女子生徒から彼といつから交際しているのかという質問を受け、そもそも交際していない旨を回答した」 「なるほど」 おいおい、おまえはそれで理解できるのか? 理数クラスの頭のいい奴は違うな。俺にはさっぱりだ。 「涼宮さんは、あなたとの関係について、女子生徒たちが言ったような『解釈』がありうるということを認識したわけですよ」 古泉の説明に、長門が捕捉した。 「涼宮ハルヒは、この学校に属する生徒の中から同様の『解釈』をもつ者たちの思考を抽出し、最大公約数モデルを構築して、自己の『解釈』と入れ替えた。世界構成情報は一切改変していない」 「つまり、ハルヒは、世界じゃなく自分の記憶を改変したのか?」 「違う。記憶もそのまま。改変したのは、記憶している事象に対する『解釈』。改変対象が極小であるため、周辺環境との齟齬は最小限。齟齬が生じているのは、今のところ、涼宮ハルヒと我々4人との間だけ。齟齬の範囲が拡大してもあと2、3人程度」 「そうですね。あとは、鶴屋さんぐらいでしょうか。お二人の関係が恋人同士などではないと認識している北高生徒は」 「おいおい、そりゃどういう意味だ? 北高生徒はみんな変な誤解をしてるというのか?」 「端的にいえばそういうことです。あなたは、中学3年生時代に経験済みのことでしょう?」 佐々木のことか。まあ、確かに変な誤解をする連中ばっかりだったな。 どうすれば、友人関係を恋仲と勘違いできるのか、俺にはいまだに理解できん。 って、話がそれちまったな。 「話を戻すが、おまえらの説明では俺にはいまいちピンと来ない」 「あなたと昨日までの涼宮さんの『解釈』では、北高入学以来の日々は、SOS団の仲間としてあるいは友人同士としての数々の楽しい思い出といったところでしょう」 まあ、否定はせんよ。 「しかし、今の涼宮さんの『解釈』では、友人同士として楽しい日々をすごすうちにいつの間にか付き合っているということになっているはずです。客観的な事象にも各人の記憶にも全く改変はありませんが、それに対する『解釈』が変わってしまったということです」 「まあ、よく分からんがそういうことにしておこう。で、どうすれば、元に戻るんだ?」 「その前に確認しておきたいのですが、あなたは涼宮さんに元に戻ってほしいのですね?」 「当たり前だ。いきなり恋人同士だなんていわれて納得できるもんか」 「まあ、そうでしょうね。こういうのは、過程が大事ですから」 「意外だな。おまえはハルヒを元に戻すのに反対するかと思ってたが」 「お二人の『解釈』がこれほどまでに異なっていたら、いずれ関係が破綻するのは確実ですよ。そのときに発生するだろう閉鎖空間のことは考えたくもありません。ならば、元に戻すのがベターといえるでしょう」 「私も同意見」 長門が賛意を示す。 俺は、朝比奈さんの方を見た。 「私も、元に戻した方がいいと思います。古泉くんのいうとおり、こういうことは過程が大事なんだと思いますから」 全員一致だな。 「で、元に戻す方法だが」 「あなたの気持ちを素直に彼女に告げればよい。それで解決する」 というわけで、なぜか俺はハルヒを駅前公園に呼び出すハメになった。 気持ちを素直に告げろっていってもなぁ。 「ハルヒ、元に戻ってくれ」って素直にいっちゃってもいいのか? ハルヒ自身、自分の『解釈』を改変したという自覚はないんだろうから、きょとんとするだけだと思うんだが。 「こんなとこに呼び出して、何の用なの?」 ハルヒが不安げな顔をしてやってきた。 「これから俺がいうことは、おまえには何をいっているのか分からないかもしれないが、聞いてくれ」 ハルヒは不安そうな顔のまま俺をじっと見つめた。 俺はストレートにこう言った。 「元に戻ってくれ」 「何言ってるの?」 予想どおりの反応だ。 「なあ、ハルヒ。こんなやり方は乱暴もいいところだ」 「あんた、今日はおかしいわよ……」 やっぱり自覚なしか。 まあ、自覚があったりなんかしたら、古泉が青ざめるだろうがな。 「……キョン……私のことが嫌になったの?」 ハルヒが泣きそうな顔になった。 俺は慌てて反論した。 「そうじゃない。おまえと一緒になんやかんややるのはいつも楽しい。それは間違いない。だが、それとこれとは別の問題だ。過程をすっ飛ばしていきなり恋人同士なんていわれても、俺は受け入れられない」 ハルヒの目から涙が流れ落ちた。 おい、長門。どう考えても逆効果だぞ、これ。 どうしたらいいんだ? しかし、ここまで来たらもう後戻りはできない。 最後まで自分に正直にいくしかないな。腹をくくるか。 「ハルヒ。おまえが面と向かって告白してくるんだったら、俺だって真面目に考えるさ。どういう結論を出すにしてもな。だから、こんな強引なやり方はやめてくれ」 ハルヒは、目を見開いて、俺を見た。 そして、唐突に崩れ落ちた。 俺が慌てて手を伸ばしたところで、忽然と現れた長門がハルヒを支えた。 「観測結果を伝達する。涼宮ハルヒは、『解釈』の改変を取り消して原状に復旧し、今日の放課後から今までの自己の記憶を消去した」 「おやおや。それは残念ですね、さきほどのことを何も覚えていないとは。なかなかの名場面でしたのに」 そんなことを言いながら俺の背後に現れたのは、古泉の野郎に相違ない。 二人とも、覗きなんていい趣味じゃないぞ。 「ハルヒはどうするんだ? ここで目を覚まされても説明に困るぜ」 これには長門が答えた。 「私の部屋に連れていく。放課後以降の記憶がない以上、下校途中に意識不明となり私が介抱していたと説明すれば納得するはず。情報操作の必要もない」 「すまんな」 「いい」 その後のことについて、少しだけ語ろう。 翌日、ハルヒはすっかり元に戻った。 俺とハルヒの関係は、団長と団員だ。お互いその『解釈』に変わりはない。変わりはないんだが……。 ハルヒよ。ついでに俺の記憶も消してくれればよかったのに。 あのときの記憶があるがゆえに、俺とハルヒの関係が将来変わる可能性があることを、俺は意識せざるをえなくなった。 それが俺の『解釈』に微妙な影響を与えていることは否定できまい。 それが俺の態度に表れたりしてるみたいで、それに対するハルヒの反応が微妙だったりして……まあ、その……なんつうか、微妙なわけだ。 まったく、やれやれだぜ。 終わり
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問題ID 問題名 作成者 000023 orz_ capo 000077 Opening! Pesot.jp/ 000230 abfg BerryC-ute 000390 SAYURIN@DENGEKI DENGEKI@OFFICIAL 000453 omoi5 tetuya 000511 IQ200_LESSON1 Akihiko 000564 moss 18 S-moss テンプレ作りました 見難いですがどうぞ。 もっと見やすくできるなら弄ってもらってもかまいません(;´∀`)
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第2回 問題演習1 練習問題1.今回のデータから下記の集計表を作成しなさい。それぞれに適切と思われるグラフを入れる。 ①表頭に「職業」、表側に「性別」を入れた集計表 [解答例] 1.表全体を範囲指定して、「挿入」「ピボットテーブル」「OK」 2.表頭に「職業」、表側に「性別」を入れ、「職業」または「性別」を数値欄にドロップする。 3.項目の入れ替え:(表側)ラベルを選んで、右クリック「移動」「~を下へ移動」など (表頭)ラベルを選んで、右クリック「移動」「~を右へ移動」(「~を左へ移動」)など 4.グラフ・・・主張したい点を探す。 今回の場合は、男女別で職業割合の比較がしたい⇒「100%積み上げ横棒」で、比較すべき。 「総計」はグラフに含めない。 項目名の順序変更=項目名の上で、右クリック「軸の書式設定」「軸を反転する」にチェック「閉じる」 グラフ中に数を表示=グラフツール「レイアウト」「データラベル」「中央」 ②表頭に「味について」、表側に「性別」を入れた集計表 「平均スコア」を算定することで、比較を強力にすることができる。 「平均スコア」は、各評価に人数を掛けて加えたものを人数で割る。 今回の場合、=(1*5+2*15+3*6+4*8+5*4)/38=2.763158 これにより、女性の評価が男性より「良い」ことがわかる。 ③表頭に「年齢(年代:10歳刻み)」、表側に「職業」を入れた集計表 列ラベルの「15」を選び、ピボットテーブルツール「オプション」で「グループの選択」で開始を「10」に して「OK」とする。(10歳刻み) 「まとめ」誰が見ても理解しやすいグラフを作ろう。それにより自分の分析もしやすくなる。
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アーケードゲーム検定 洋食検定 落語・伝統芸能検定 日本の古代・中世史検定 グルメ漫画検定 国内サッカー検定 暮らしと法律検定 アニマル検定 声優・吹き替え検定 BEMANI検定 パソコン・モバイル検定 国内旅行検定 モータースポーツ検定 クイズ検定 美術・絵画検定 大人漫画検定 楽器検定 SF検定 競馬検定 世界地理検定 地学検定 アニメ映画検定 2010年代検定 TVドラマ検定 日本文学検定 KONAMI検定 文房具検定 刀・武器検定 昭和アニメ検定 海外ドラマ検定
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概要 パンデモニウム零式:天獄編の実装に伴い、データセンタートラベル、ワールド間テレポが機能不全に陥ってしまう。 原因は利用するユーザーの増加によるアクセス集中。 データセンタートラベル/ワールド間テレポの混雑について(6/2) https //jp.finalfantasyxiv.com/lodestone/news/detail/e8e962a37ef71fcc52bae5a69897dca93930b84d 解説 データセンタートラベルはその名の通りデータセンター間を移動するシステムである。 現在、FF14のユーザーは多くのコンテンツの募集をManaDCで行っている。 これは募集の多い場所にユーザーが集まることで募集が増え、増えたことで更にユーザーが増える、というループによって発生する。 しかし、FF14はユーザーがサーバーを越えて移動する、いわゆるメガサーバーシステムを導入しておらず、全サーバーのユーザーが一ヶ所に集まるような状況を想定していない。 1つのデータセンター、1つのサーバーにはそれぞれが属するユーザーの数を処理することしか想定しておらず、4つ分のデータセンターのユーザーを受け入れるだけのキャパシティを持っていないのである。 そのため、キャパシティを越えてしまったManaDCへはデータセンタートラベルによる移動ができなくなり、ManaDCに属するサーバーから他のDCへ移動するとホームワールドへの帰還ができなくなるといった現象が発生してしまっている。 この問題はデータセンタートラベル実装後しばらくしてから顕在化していたが、公式はこれといった対策を行うこともなく静観していた。 パッチが進むほど自然減少によりアクティブユーザーは減少していく傾向にあるが、それでも一極集中となればアクセス過多になることは把握できているはずである。 余談 この問題の解消にはサーバーの強化やデータセンタートラベルそのもの、あるいはパーティ募集の仕様変更といった大きな変更が伴うと考えられる。 そのため、問題への対応が行われるとしても時間を要すると見られる。 ManaDC一極集中自体はユーザー全体の心理の問題であるが、パーティ募集のために無関係なユーザーに他のデータセンターへ移動することを促すといった言動は慎まれるべきである。 例えばメガサーバーシステムを持つ同社の「ドラゴンクエスト10」では、ユーザーの動きに合わせて集まりやすいエリアを負荷に耐えられるよう改修するといった対策を行っている。 パーティ募集が各データセンターに分散するような施策が行われない限り、同様の対策が求められることになるだろう。
https://w.atwiki.jp/dc_joshua/pages/18.html
joshua氏の主張するように、運営が民事・刑事上の責任を負うことになるのでしょうか。 この点について、法律上の正確な議論が行われていないように思われますので、一稿させていただきます。 余計なことでしたらページごと削除していただいてかまいません。 また、私は学生の身ですので、正確でない点が多いと思いますが、責任は持てません。 joshua氏に対する運営の対処 joshua氏に対して、運営がしたとしてjoshua氏が糾弾しているのは、次の点です。 ダイヤ課金後のアカウント停止 合理的理由のない急なアカウント停止 また、仮に問題になるとすれば、次の点もあげられます。 joshua氏のたてたスレッドの削除 問題のもみ消し 後半についての詳説は、次項に譲ります。 一般論 法律上、責任追及には民事・刑事・行政の三通りの方法があります。 このうち、joshua氏の主張する「詐欺」は、刑事法上では、詐欺罪を構成し、犯罪になります。 また、民事上では、詐欺である事を理由として契約を取消し、原状回復を求めることになると思われます。 (この場合、クレジットカード決済であれば、信販法などの適用がありますから、本気で訴訟をするのであれば、joshua氏は早めに信販会社に連絡するのがいいと思います。) なお、刑事事件では、起訴されて裁判になった場合に、一定の条件を満たせば、被害者の損害賠償の裁判を刑事事件と一緒にやってもらえる場合があります。 その場合をのぞいては、joshua氏が直接救済される(返金など)ことはありません。 一方、民事事件では、勝訴すれば返金を受けることができると思います。 使った分についてどうなるかは、もっと詳しい人に聞かないとわかりません。 なお、刑法上の詐欺に該当するような詐欺行為があったと言えた場合、民法上の不法行為にも該当しえ、その場合は損害賠償を請求できます。 また、行政上の責任追及としては、消費者庁とかそのあたりの行政機関による、運営に対する行政指導などを求めていくことになりますが、これによって直接被害者の救済をすることは難しいと思います。 消費者保護の為の法律としては「消費者契約法」がありますが、これは、消費者と事業者についていえば、民事上・行政上の責任について規定してあります。 (罰則規定は、消費者団体に対してしかありません。) joshua氏のいう「強行規定」は、これに反すると犯罪であるという意味ではなく、当事者の合意によって内容を変えることが出来ないという意味です。 たとえば、「損害が生じても一切請求しません」と契約書に書いてあっても、8条1号に反するので無効となり、損害賠償を請求できるようになります。 ダイヤ課金後のアカウント停止措置 joshua氏は、ダイヤ課金後のアカウント停止措置が、詐欺的であるという主張をされています。 あまり細かく議論してもしかたないと思いますので、民事・刑事ひっくるめてかきたいと思います。 まず、法律上の詐欺とはどのような意味でしょうか。 「Aだと知っていたらBしなかった」のに、「Aでないと思わされたのでBしてしまった」ことを言います。 今回の事件では、joshua氏は、「すぐにアカウント停止になると知っていたら、課金しなかった」わけです。 しかし、法律上運営が責任を負うのは、そのような状況になることを運営が知っていたり(故意)、知るべきだった(過失)場合です。 特に、刑事上の責任を負う場合は、詐欺罪には過失犯処罰規定がありませんから、故意があることが必要です。 つまり、今回の事件で運営が責任を負うのは 「すぐにアカウント停止になると知っていたら、課金しなかったのに、すぐにはアカウント停止しないかのように見せかけて、joshua氏に課金させた」 場合です。 (絶対に借金を返すからといって、連帯保証人になってくれるよう頼んだが、結局破産してしまった場合に、いちいち犯罪者にはならないのと同じことです。しかし、元々返す当てがないのにお金を貸してくれというのは犯罪になりえます。分かりにくいでしょうか?) 今回の事件の経過の詳細が分からないのでなんともいえませんが、joshua氏をアカウント停止にすることが運営内部で何日も前から決っていたけれども課金するまで待ってから処分したとかってことが立証できれば(相当難しいと思いますが)joshua氏の主張が認められないこともないこともないようなきがしなくもないと思います。 合理的理由のない急なアカウント停止 いわゆる「10分」問題についてです。 これについては、刑事上の問題はないと思われますので、民事上の問題について検討します。 アカウント停止自体について問題になるとすれば、債務不履行の問題です。 つまり、ゲームで遊べるようにしておくという契約上の義務があるにもかかわらず、これをしていない、というわけです。 しかし、これには大きな問題があります。 すなわち、joshua氏が規約違反などをしたという疑いがあること。 joshua氏が規約違反をしていれば、債権者に過失があることになりますから、運営に損害賠償義務が生じません。 この場合、そもそも運営には、規約違反をしたユーザーにサービスを提供する義務がなくなるため、債務不履行が観念できないともいえます。 猶予期間や、手続き的な担保のない一方的な処分であるという点、また課金直後という点を重視して、民法上の不法行為責任を追及することも考えられなくもないですが、アカウント削除ではなく、停止としており、一応事前に警告メールを発送している点を考えると、難しいと思います。 民法上の議論で、約款理論というものがあります。 ざっくりいうと明文の約款があり、内容が合理的であれば当事者を拘束するというものです。 今回で言えば、規約違反などがあればアカウント停止にできる旨の利用規約があり、規約の内容や当該措置自体が合理的なものであれば、アカウント停止処分は契約上も有効ということになります。 この「合理的」かどうかについて、一方的な不利益を課すのに手続きがきちんとしていなくていいのかとか、ゲーム自体の批判をしたり世界観を壊して他のプレイヤーの邪魔をしているというjoshua氏の非などを総合的に考慮しなければならないので、人によって判断が分かれうると思います。 joshua氏の運営に対してしたこと joshua氏は、運営を糾弾するために、公式掲示板利用者に不快な思いをさせているようです。 そこで、joshua氏の行為は法に触れないのか検討したいと思います。 joshua氏のした行為で問題になるとすれば次の行為があると思われます。 ギルド紹介文等において、「サクラを使っている」旨書く 公式掲示板で運営を批判するスレッドを乱立する 公式掲示板で荒らし行為をする 運営?管理?について「Eランク」「バイト君」と言う 名誉毀損や、侮辱罪については、法人の名誉も保護されるかは争いのあるところですので、検討は避けます。 「Eランク」「バイト君」というのは、どちらかというと実際に働いている人に対して抽象的な侮辱をしているように思えますので、侮辱罪が考えられます。 この類の犯罪は、親告罪ですから、運営が警察に届けないと立件はされません。 そのほかの点については、業務妨害罪が成立しそうです。 特に、掲示板の荒らしについて威力業務妨害を成立させた判例があったような気がしますし、「サクラ」については信用毀損罪もありえます。 これは本当に個人的な意見ですが、掲示板のスレ内の荒らしよりも、スレッド乱立のほうが故意(法的な意味ではなく)にやっている場合は業務妨害が成立しやすいように思います。 有用なスレが下がってしまいますし、その話題に興味のない人の目にもつきやすくなりますし、影響が大きいのではないでしょうか。 「ある事をしなければ、訴えるぞ。」と言う事も、その態様によっては、たとえ正当な権利行使であっても強要罪や恐喝罪に当たる可能性がありますから、できるだけ穏便な方法で解決を図っていただければと思います。 誤字・脱字・内容の誤りが多いと思いますが、ご容赦ください。 当ページの最終更新2009-06-15
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それは、いつもの放課後のことだった。 俺はいつものようにドアのノックして部室に入り、朝比奈さんのお茶をいただいて、古泉と将棋をさす。 長門は、いつものように分厚い書物を黙々と読んでいる。 やがてハルヒがやってきて、ネットサーフィンを始めた。 それはいつもの団活の風景であり、なんらの異変もないように思われた。 しかし、このとき既に異変は起こっていたのだ。 俺が、その異変に気づいたのは、長門が本を閉じる音を合図に団活が終わったときだった。 「キョン、今日は私と一緒に帰りなさい」 「なんでだ?」 「私たち付き合ってるんだから、そろそろそういうことがあってもいいじゃない」 俺は唖然とした。 それは他の三人も同じだったようで、朝比奈さんは口に手を当て固まり、古泉は0円スマイルを引きつらせ、長門ですら表情が1ナノメートルほど変化したように見えた。 ちょっと待て、ハルヒ。 俺には、おまえと付き合った又は現在進行形で付き合っているという記憶はひとつもないぞ。 その言葉が出かかったがなんとか飲み込む。 俺も、トンデモ事態の発生にはすっかり慣れてしまったようだな。 この事態に、いち早く対応したのは古泉だった。 「そうですね。恋人同士の語らいに他人は邪魔でしょう。僕たちは先に失礼させていただきます」 古泉が、いまだにびっくり顔の朝比奈さんといつもの無表情に戻った長門をエスコートして去っていく。 こちらをちらりと見た古泉の顔からは、「今は、涼宮さんに合わせておいてください」という暗号が復号化された。 ついで、長門の目から「あとで連絡する」という暗号が復号化される。 長門はともかく、古泉の表情まで読めるようになった自分が忌々しい。 その後のハルヒとの帰り道については、語りたくない。 ハルヒの話に合わせるのが大変だった。それだけは、確かだ。 そんな俺にハルヒは違和感を感じたようで、別れ際の寂しそうな顔が脳裏にこびりついて離れない。 家に帰り着き自分の部屋に入った瞬間に、まるで見ていたかのようなタイミングで携帯電話が鳴った。 「私の部屋に来て。朝比奈みくると古泉一樹は既に到着している」 「分かった。すぐに行く」 自転車をこいで長門のマンションに急行し、長門の部屋に向かう。 ここに来るのも何回目だろうか。 「長門。ハルヒが世界改変でもやらかしたのか?」 「違う。世界構成情報に改変は観測されていない」 長門は、朝比奈さんの方を見た。 「私も上司に問い合わせてみましたけど、STCデータ……ええっと、そのう……時間平面を構成するデータには、改変は見られないそうです」 「なら、ハルヒのあれはいったいなんなんだ?」 「涼宮ハルヒは、世界構成情報に対する自己の『解釈』を改変しただけ」 「頭の悪い俺にも分かるように説明してくれ」 「それは、つまり、こういうことでしょう」 古泉が解説を引き継いだ。 一応、聞いてやる。 「あなたは、涼宮さんとの関係を、団長と団員、あるいは友人というふうに『解釈』している。涼宮さんもそうだったと思われます。しかし、涼宮さんは自己のその『解釈』に対して改変を行なったわけです」 さっぱり理解できん。 「問題は、涼宮さんが『解釈』を改変するに至ったきっかけですね。長門さんは、把握してますか?」 「原因は、涼宮ハルヒと同じクラスに属している女子生徒との会話。涼宮ハルヒは、女子生徒から彼といつから交際しているのかという質問を受け、そもそも交際していない旨を回答した」 「なるほど」 おいおい、おまえはそれで理解できるのか? 理数クラスの頭のいい奴は違うな。俺にはさっぱりだ。 「涼宮さんは、あなたとの関係について、女子生徒たちが言ったような『解釈』がありうるということを認識したわけですよ」 古泉の説明に、長門が捕捉した。 「涼宮ハルヒは、この学校に属する生徒の中から同様の『解釈』をもつ者たちの思考を抽出し、最大公約数モデルを構築して、自己の『解釈』と入れ替えた。世界構成情報は一切改変していない」 「つまり、ハルヒは、世界じゃなく自分の記憶を改変したのか?」 「違う。記憶もそのまま。改変したのは、記憶している事象に対する『解釈』。改変対象が極小であるため、周辺環境との齟齬は最小限。齟齬が生じているのは、今のところ、涼宮ハルヒと我々4人との間だけ。齟齬の範囲が拡大してもあと2、3人程度」 「そうですね。あとは、鶴屋さんぐらいでしょうか。お二人の関係が恋人同士などではないと認識している北高生徒は」 「おいおい、そりゃどういう意味だ? 北高生徒はみんな変な誤解をしてるというのか?」 「端的にいえばそういうことです。あなたは、中学3年生時代に経験済みのことでしょう?」 佐々木のことか。まあ、確かに変な誤解をする連中ばっかりだったな。 どうすれば、友人関係を恋仲と勘違いできるのか、俺にはいまだに理解できん。 って、話がそれちまったな。 「話を戻すが、おまえらの説明では俺にはいまいちピンと来ない」 「あなたと昨日までの涼宮さんの『解釈』では、北高入学以来の日々は、SOS団の仲間としてあるいは友人同士としての数々の楽しい思い出といったところでしょう」 まあ、否定はせんよ。 「しかし、今の涼宮さんの『解釈』では、友人同士として楽しい日々をすごすうちにいつの間にか付き合っているということになっているはずです。客観的な事象にも各人の記憶にも全く改変はありませんが、それに対する『解釈』が変わってしまったということです」 「まあ、よく分からんがそういうことにしておこう。で、どうすれば、元に戻るんだ?」 「その前に確認しておきたいのですが、あなたは涼宮さんに元に戻ってほしいのですね?」 「当たり前だ。いきなり恋人同士だなんていわれて納得できるもんか」 「まあ、そうでしょうね。こういうのは、過程が大事ですから」 「意外だな。おまえはハルヒを元に戻すのに反対するかと思ってたが」 「お二人の『解釈』がこれほどまでに異なっていたら、いずれ関係が破綻するのは確実ですよ。そのときに発生するだろう閉鎖空間のことは考えたくもありません。ならば、元に戻すのがベターといえるでしょう」 「私も同意見」 長門が賛意を示す。 俺は、朝比奈さんの方を見た。 「私も、元に戻した方がいいと思います。古泉くんのいうとおり、こういうことは過程が大事なんだと思いますから」 全員一致だな。 「で、元に戻す方法だが」 「あなたの気持ちを素直に彼女に告げればよい。それで解決する」 というわけで、なぜか俺はハルヒを駅前公園に呼び出すハメになった。 気持ちを素直に告げろっていってもなぁ。 「ハルヒ、元に戻ってくれ」って素直にいっちゃってもいいのか? ハルヒ自身、自分の『解釈』を改変したという自覚はないんだろうから、きょとんとするだけだと思うんだが。 「こんなとこに呼び出して、何の用なの?」 ハルヒが不安げな顔をしてやってきた。 「これから俺がいうことは、おまえには何をいっているのか分からないかもしれないが、聞いてくれ」 ハルヒは不安そうな顔のまま俺をじっと見つめた。 俺はストレートにこう言った。 「元に戻ってくれ」 「何言ってるの?」 予想どおりの反応だ。 「なあ、ハルヒ。こんなやり方は乱暴もいいところだ」 「あんた、今日はおかしいわよ……」 やっぱり自覚なしか。 まあ、自覚があったりなんかしたら、古泉が青ざめるだろうがな。 「……キョン……私のことが嫌になったの?」 ハルヒが泣きそうな顔になった。 俺は慌てて反論した。 「そうじゃない。おまえと一緒になんやかんややるのはいつも楽しい。それは間違いない。だが、それとこれとは別の問題だ。過程をすっ飛ばしていきなり恋人同士なんていわれても、俺は受け入れられない」 ハルヒの目から涙が流れ落ちた。 おい、長門。どう考えても逆効果だぞ、これ。 どうしたらいいんだ? しかし、ここまで来たらもう後戻りはできない。 最後まで自分に正直にいくしかないな。腹をくくるか。 「ハルヒ。おまえが面と向かって告白してくるんだったら、俺だって真面目に考えるさ。どういう結論を出すにしてもな。だから、こんな強引なやり方はやめてくれ」 ハルヒは、目を見開いて、俺を見た。 そして、唐突に崩れ落ちた。 俺が慌てて手を伸ばしたところで、忽然と現れた長門がハルヒを支えた。 「観測結果を伝達する。涼宮ハルヒは、『解釈』の改変を取り消して原状に復旧し、今日の放課後から今までの自己の記憶を消去した」 「おやおや。それは残念ですね、さきほどのことを何も覚えていないとは。なかなかの名場面でしたのに」 そんなことを言いながら俺の背後に現れたのは、古泉の野郎に相違ない。 二人とも、覗きなんていい趣味じゃないぞ。 「ハルヒはどうするんだ? ここで目を覚まされても説明に困るぜ」 これには長門が答えた。 「私の部屋に連れていく。放課後以降の記憶がない以上、下校途中に意識不明となり私が介抱していたと説明すれば納得するはず。情報操作の必要もない」 「すまんな」 「いい」 その後のことについて、少しだけ語ろう。 翌日、ハルヒはすっかり元に戻った。 俺とハルヒの関係は、団長と団員だ。お互いその『解釈』に変わりはない。変わりはないんだが……。 ハルヒよ。ついでに俺の記憶も消してくれればよかったのに。 あのときの記憶があるがゆえに、俺とハルヒの関係が将来変わる可能性があることを、俺は意識せざるをえなくなった。 それが俺の『解釈』に微妙な影響を与えていることは否定できまい。 それが俺の態度に表れたりしてるみたいで、それに対するハルヒの反応が微妙だったりして……まあ、その……なんつうか、微妙なわけだ。 まったく、やれやれだぜ。 終わり